オザケンこと小沢健二クン(赤の他人ではあるのですが、大学の後輩で一時期柴田元幸先生の小人数の授業に一緒に出ていたことがあるので、今でも頭のなかでつい「クン」と呼んでしまうのです)が、原発と核兵器の関係について第二次大戦以後の歴史をふまえて書いた文章を、フェースブックで何人かの人がシェアしているので読みました。もとは去年書かれたもので、知る人はもう前から知っていていたのでしょうが、議論の輪を広げるためにこのたび(「ネット公開によせて」の文章をみると、今日公開されたもののよう)ネット公開となり、てきめんに拡散されているようです。大学のときから、頭脳明晰でかつ謙虚な、とても感じのいい青年でしたが、この文章も、情報も論理も語り口も、とても納得がいくものです。また、内容もそうですが、ネット上でこうした形で公開して議論の輪を広げるという選択にも賛成なので、拡散に貢献させていただくため、ここにリンクしておきます。(このリンクのページの下の「ダウンロード」の部分をクリックすると文章が読めます。)
アメリカにおけるエネルギーとしての原子力と核兵器としての原子力の関係については、私の友達でも研究している人がいて、もう少ししたら論文あるいは本の形になると思うので、完成しだいここでも紹介させていただきます。