3月は『不機嫌な英語たち』プロモーションで、東京で怒涛のような1週間を過ごしました。今回もまたたくさんの出会いと刺激と発見があり、本を通じて人とつながることの喜びを新たにしました。
さて、お知らせがあります。
Dot Com Lovers
ハワイ大学アメリカ研究学部教授、吉原真里のブログです。『ドット・コム・ラヴァーズーーネットで出会うアメリカの女と男』(中公新書、2008年)刊行を機に、アメリカのインターネット文化や恋愛・結婚・人間関係、また、大学での仕事、ハワイでの生活、そしてアメリカ文化・社会一般についての話題を掲載することを目的に始めました。諸般の事情により、2014年春から2年半ほど投稿を中止していましたが、ドナルド•トランプ氏の大統領選当選の衝撃で長い冬眠より覚め、ブログを再開することにしました。
2024年3月31日日曜日
東京大学グローバル教育センター教授に着任いたしました
2024年2月28日水曜日
『不機嫌な英語たち』トークイベントのお知らせ
ハワイ大学は3月に1週間の春休みがあります。去年は『親愛なるレニー』のプロモーションで日本に行きましたが、今年は『不機嫌な英語たち』関連の「来日ツアー」を行います。
去年と同様、ラジオ番組の出演や収録、雑誌の取材や対談など、楽しみな予定がたくさん詰まっているのですが、公開のトークイベントがふたつあります。
3月19日(火)には丸の内の三菱ビル1FのイベントスペースHave a Nice Tokyo!(去年『親愛なるレニー』のイベントをしたのと同じ会場です)で、篠田真貴子さんとの対談、題して「海外で日常を生き抜くために必要なこと」。ビジネス界で大活躍、現在はエール株式会社取締役を務めている篠田さんとは学生時代からの友人なのですが、私と同様いわゆる「帰国子女」でもあり、私が彼女と知り合ったのはバブルの真っ最中の大学生時代に参加した国際学生会議でのこと。そんな背景もあり、越境や言語、文化、アイデンティティなどについて、話はおおいに盛り上がるはず。『親愛なるレニー』の絶大な理解者でもあり応援団長でもある篠田さんが、『不機嫌な英語たち』をどのように読み、どんなことを感じ取っているのか、聞くのを私自身とても楽しみにしています。
そして3月22日(金)には青山ブックセンターで、作家のグレゴリー・ケズナジャットさんとの対談、「言葉で語る、言葉を語る」。私はケズナジャットさんの『鴨川ランナー』と『開墾地』を読んで、脳にも肌にも心にも沁みる作品だなあと深く感じ入ったのですが、ケズナジャットさんの作品と『不機嫌な英語たち』には思いもかけぬところでいろんな共通テーマがあり、なんだか合わせ鏡のようだと勝手に思っています。日本で暮らし日本語で小説を書くアメリカ人のケズナジャットさんと、アメリカで暮らし英語と日本語の両方で研究や執筆をする私が、それぞれ日本語(と幾分かの英語)で書いた私小説について語るとどんな話になるのでしょうか。
どちらのイベントでも、本の販売やサイン会も行います。もちろん、本をすでに読んでくださっているかたからの質問や感想も大歓迎です。ご都合のつくかたは、お誘い合わせのうえ是非ご参加ください。
2023年12月10日日曜日
映画『マエストロ』劇場上映開始
何年も前から話題になりながらも一向に公開にならなかった、ブラッドリー・クーパー監督・主演の映画『マエストロ』が、12月20日のNetflix配信に先駆けて限定的に劇場上映されています。私もホノルルで一昨日、昨日と連続で観てきました。
近々ゆっくり自宅で観られるのならわざわざお金を払って映画館に出かけなくても、と思うかたも多いでしょうが、この作品は音楽や撮影がとてもよいので、できればぜひ劇場の大きな画面で観るのがオススメです。
さてこの『マエストロ』、レナード・バーンスタインが主人公なのですが、彼の生涯と芸術を追ったいわゆる「伝記映画」ではないことは、あらかじめ警告(?)しておきたいと思います。バーンスタインのことをよく、あるいはまったく知らない人が、彼がどんな人物でどんなことを成し遂げたのかを知る、あるいは、バーンスタインのことをよく知っている音楽愛好家が、彼の音楽にどっぷり浸りながらその人間性についての理解をあらたに深める、といったことを期待してこの映画を観ると、その目的はあまり果たされないでしょう。そういう映画ではないのです。
バーンスタインの人生や仕事の全体像を捉えるという点では、はっきり言って穴だらけ。バーンスタインの気が遠くなるほど多彩な仕事の中でももっとも重要とされているもの----たとえば「ヤング・ピープルズ・コンサート」とか、何百枚ものレコーディングとか、イスラエルやソ連や日本をはじめとする海外ツアーとか、教育活動とか、核兵器廃絶運動などの社会活動とか----は、ほとんど、あるいはまったく出てこない。バーンスタインがどんな時代のどんな社会を生きて、どうやって20世紀を代表する巨匠になったのかとか、彼の音楽がなぜ世界中の人々を魅了したのかとか、彼の活動が社会においてどんな意義をもったのかとか、そういうことを理解させて考えさせてくれるような映画ではないのです。(そういうことを理解させて考えさせてくれるのは、『親愛なるレニー』ですので、未読のかたはぜひお読みください!池袋・渋谷・有楽町・吉祥寺の映画館では『親愛なるレニー』を販売してくださっているそうです。…とあからさまな宣伝を入れておく。)
ではダメ映画なのかというと、まったくそうではありません。私はとてもいい映画だと思いました。そうでなければ、もうじきNetflixで観られるとわかっているものをわざわざ二日連続で観に出かけたりはしません。
ここであんまり詳しいことを書いてしまうと、これから観る人たちの楽しみを削いでしまうかと思うので、ディテールを論じたレビューはいずれ別のところで書くことにして、この映画について語るうえで私が一番大事だと思うのは、『マエストロ』というタイトルの意味。
ここでの「マエストロ」とは、バーンスタインという世界的指揮者のことを指すというよりは、
「『マエストロ』として生きるということ」
「『マエストロ』として世界に存在するということ」
そして
「『マエストロ』として生きる人物を愛するということ」
「『マエストロ』として生きる人物と人生を共にするということ」
という意味ではないかと私は思います。
この「マエストロという人生、存在」というテーマを、バーンスタイン自身、そして妻フェリーシャ(キャリー・マリガンの演技が素晴らしい)というふたりの人物を通して捉えるものとして観れば、この映画はとても深い示唆にあふれる作品と言えると思います。
そのことを念頭において、フレーミングやカメラワーク、照明などに注目しながら観ると、単に筋を追いながら観るよりもいろんな気づきがあるのではないかと思います。
あとひとつ書いておきたいのが、後半に出てくる、6分間にわたるマーラー交響曲第2番《復活》のシーン(この指揮のためにブラッドリー・クーパーは何年間にもわたってヤニック・ネゼ=セガンのもとで特訓したらしい)が話題になっているけれど、私はこのシーンと同じくらい、あるいはそれ以上に、前半に出てくる《ファンシー・フリー》のシーンが重要だと思っています。
などなど、書き出したらキリがないのですが、ネタバレにならないようにこれで我慢(実はこの投稿、もっと長い文章を書いていたのですが、そんなに書いちゃうのもどうかな〜と思ってバッサリ削除しました)。
でもなにしろ、この映画は『親愛なるレニー』といろんな意味で補完的な物語になっているので、本を読んでから映画を観てさらにまた本を読む、または、映画を観てから本を読んでさらにまた映画を観ると、理解と感動が深まると思います!(←とふたたび宣伝 w)
2023年8月27日日曜日
『不機嫌な英語たち』予約注文スタート!
最新の著書、『不機嫌な英語たち』の情報が解禁となり、予約注文がスタートしました!
東京の小さなマンションでピアノを弾き、本を読んで過ごしていた「ふつう」(?)の女の子の真里は、小学校五年生のとき、親の転勤でカリフォルニアに連れていかれ、まるでわからない英語の世界に放り込まれる。一日一日が永遠に感じられる学校生活をサーバイブするために、必死に英語を勉強する。長い夏休みを終えて中学校に上がる頃には、「英語ができないマリ」という過去を後にして、新しい人生を生きることができるようになる。その過程でマリが経験する出会いや発見の数々。
アメリカ生活に溶け込もうと必死に英語を身につけたにもかかわらず、父親に辞令が下りると一家はあっさりとまた日本に戻ることになる。真里が「帰国子女」として編入したのは、毎日朝夕に国旗掲揚があり、「団体訓練」では「集団責任」の名目で体育の男性教師が女子中学生の頭のスリッパで叩くような学校だった。その学校にある日、絵に描いたような金髪に青い目のオランダ人、レベッカがクラスにやってくる。当たり前のように先生は彼女を真里の隣に座らせた。親切心を動員して彼女に話かける真里の目には、なにかとてつもない不条理が身に降りかかっているとでもいうような悲壮な空気がレベッカを包んでいるように見えた。午後の美術の授業中、真里だけが気づいたレベッカと先生とのやり取りとは……。
日本で大学を卒業した真里は、こんどは自分の意思で再びアメリカに渡り、ニューイングランドの大学院で学び、やがてハワイに職を得る。英語ができるようになってからの真里が出会う「アメリカ」は、カリフォルニアでの経験とはまるで違うものだった。しかしMariは、「英語ができる」だけではなく、「日本人」であり「アジア人」であり「女性」でもあった。そして「大学教授」にもなった。Mariが身につけた、あるいは否応にも課せられた属性は、Mariが見る世界や経験する人間関係をさまざまに形づくっていく……
といったわけで、自分がこれまで生きてきた道を振り返り、そして今の自分が立っている場所を見つめながら、「日本の私」と「アメリカの私」、「日本語の自分」と「英語の自分」の重なりと溝を描いた、バイリンガル私小説…と呼ぶのが相応しいかどうかは、ぜひ読んで判断してみてください。
これまでのどの著作とも違った種類の本です。ひとりでも多くのかたに読んでいただけますように!
2023年8月26日土曜日
亀井俊介先生の訃報を読んで
この夏はまる2ヶ月日本に滞在し、おかげさまで日本エッセイスト・クラブ賞と河合隼雄物語賞を受賞した『親愛なるレニー』関連やその他の講演、イベントなどで目の回るような忙しさでした。7月後半にやっとスケジュールが少し落ち着いたところで、亀井俊介先生に会いに行こうとメールをしたら、体調不良でその翌日から入院するので、全快したらまた会いましょうというお返事をいただき、心配していたのですが、そうしたら昨日、先生の訃報が届きました。いつかはこの日が来ると覚悟していたつもりでも、いざその日がやって来てみると、脳天を金槌で殴られたような衝撃で、呆然としてしまいます。
立派なひと、多くの人に愛されたひとが亡くなると、いろんな人たちがそのひととの思い出を語ります。そうすることで、悲しさや寂しさ、故人への親愛を人と分かち合いたいという衝動は、とても自然なことだと思います。でもSNSで見かけるもののなかには、「自分は故人とこんなに親しかったんだ」とか「自分はみんなよりよく故人のことを知っている」とかいった自慢話のような印象を受けるものがあるのもたしか。
2023年2月20日月曜日
『親愛なるレニー』プロモーション 来日ツアー
前回の投稿からたいへん長い間があいてしまいました。
『親愛なるレニー』は、おかげさまで大きな反響をいただいています。讀賣・朝日・日経・毎日新聞その他の媒体でそれぞれ大きく書評を掲載していただいたほか、毎日新聞ではインタビュー記事も載せていただきました。先日のNHK ETVの「クラシックTV」のバーンスタイン特集では、『親愛なるレニー』の主要登場人物のひとりである天野和子さんの物語も紹介されました。
そして、何人もの見も知らぬ読者のかたたちが、熱い感想をわざわざ寄せてくださってもいます。『親愛なるレニー』の読者が、まるで天野和子さんや橋本邦彦さんがバーンスタインに宛ててしたためた手紙のように、便箋に手書きで綴ったお手紙を、綺麗な切手を貼って私に感想を送ってくださるというのも、さらなる感動です。(このような形で感想を送っていただく場合は、版元のアルテスパブリッシング宛に郵送していただければ、担当編集者が私に転送してくださいます。)多くの読者のかたたちに感動していただけて、著者としてほんとうに嬉しいですし、この本を通じて、私自身に多くのあらたな出会いが生まれつつあります。バーンスタイン、天野さん、橋本さんの愛の力、そして言葉の力、音楽の力、本の力をあらためて実感しています。
そんなわけで発売からわずか4ヶ月にして本日は、第3冊の出荷がはじまりました。未読のかたはぜひ書店でお買い求めください。
この勢いに乗って、プロモーションのため3月に急遽一時帰国することになりました。ラジオ出演やメディア取材などで連日めいっぱいのスケジュールなので、企画スタッフ仲間では「吉原真里来日ツアー」と呼ばれています(笑)。東京でいくつかイベントがあります。
3月12日(日)19:00〜 本屋B&B(下北沢)吉原真里x林田直樹 「音楽家の言葉から世界を観る」 (リアル&オンライン配信)
『そこにはいつも、音楽と言葉があった』(音楽之友社)を上梓され、そして日経新聞で『親愛なるレニー』を書評してくださった音楽ジャーナリストの林田直樹さんと、お互いの本について、そして音楽と言葉、調査や執筆、聴くことと書くことなどについて語り合います。じつは私と林田さんはこのイベントが初対面。だからこそ新鮮で刺激的な会話になるのではと楽しみにしています。
3月15日(水)19:00〜 Have a Nice TOKYO! (丸の内) 吉原真里x松田亜有子 「ビジネスパーソンに贈るクラシック音楽講座 20世紀の巨匠レナード・バーンスタインから21世紀の私たちが学ぶこと」(リアルのみ)
クラシック音楽をはじめとする芸術文化の分野でさまざまな企画運営に携わってこられた、アーモンド株式会社の松田亜有子さんに聞き手をつとめていただいて、20世紀の巨匠バーンスタインの生涯と功績の意義や、現代社会におけるクラシック音楽の位置づけや役割などについて語ります。
3月16日(木)19:00〜 蔦屋書店(代官山)吉原真里x篠田真貴子 「ミクロの愛とマクロの世界を物語る」 (リアル&オンライン配信)
英語の原著刊行当初から『親愛なるレニー』についての感動を各方面で語ってくださっている、エール株式会社取締役の篠田真貴子さんに聞き手になっていただいて、本の執筆の経緯や、書くにあたって大切にしたことなどについて語ります。
各イベント、リアル参加は席が限られていますので、お早めにお申し込みください。12日と16日はオンライン配信(アーカイブ配信あり)もありますので、遠方のかたや当日の都合が悪いかたはそちらでご視聴いただけますが、せっかく日本に行くので、なるべく多くのかたと対面で交流するのを楽しみにしています。
2022年10月28日金曜日
『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』発売!
拙著『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』が本日10月28日、ついに発売になりました!
これは、3年前に英語でオックスフォード大学出版から刊行された、Dearest Lenny: Letters from Japan and the Making of the World Maestro を私が自ら日本語の読者にむけて書き直したものです。
指揮者、作曲家、ピアニスト、教育者、メディア・パーソナリティ、社会活動家など、ジャンルを超えて類をみない活躍をした、20世紀アメリカを代表する巨匠、レナード・バーンスタイン。そのバーンスタインが何十年にもわたって深い親交をもった、知られざるふたりの日本人がいます。ふたりがバーンスタインとのあいだに育んだかけがえない愛情の物語を語りながら、それぞれの関係を可能にした歴史・政治・経済・社会的文脈とその変化をたどる本です。冷戦期アメリカの文化外交と日米関係、政治と芸術の複雑な関係、アメリカ芸術産業の変化と日本の音楽業界の発展、家族と性など、構造やイデオロギーが絡み合うなかで、遠く離れた場所からバーンスタインを芸術家として、またひとりの人間として愛し続けた「カズコ」と「クニ」。数々の手紙にしたためられた言葉から、ふたりの人間性と変化する愛情の形が感じられ、また、ふたりの目や耳や心をとおして、バーンスタインが「世界のマエストロ」となっていった過程が浮き彫りになります。
ワシントンの議会図書館でリサーチ中に思いがけずふたりの手紙を発見してから、この日本語版の刊行に至るまで、ほぼ10年。そのあいだに、想像もしなかった数々の出会いがありました。研究者として、物書きとして、そしてなにより人間として、とても多くのことを学ぶ道程でした。
日本語版では、日本の読者にわかりやすいように、原著の一部を削除したり、日本語の資料を使って加筆したり、話の順序を少し入れ替えたりしてあります。英語の原書でも、研究者だけでなく多くの一般読者に読んでもらえるような文章展開を心がけましたが、今回の日本語版では物語性にいっそう注力し、頭にも心にも響く本ができあがったと思っています。
装丁・デザインも、本のエッセンスをつかんだ、温かく素敵な仕上がりになりました。
ひとりでも多くのかたに読んでいただけたら嬉しいです。
原稿を読んで感動してくださったかたたちのご協力で、、刊行記念イベントがいくつか企画されています。
第一弾は、11月12日(土)、大阪の谷町六丁目の隆祥館書店でのリモート・リアルトークイベント(私はハワイからリモート登場です)。私は夏の帰国時に隆祥館書店を訪れ、思わずほっとするような佇まいのお店の品揃えとそこに現れる店長の二村和子さんの精神に心を打たれました。こ隆祥館書店でローンチイベントをさせていただけるのはほんとうに光栄です。(大阪圏外のかたでも、本を隆祥館書店でご注文いただけます。)
第二弾は、その翌日の11月13日(日)、以前もオンラインセミナーをさせていただいたコーラスカンパニーの主催で、「吉原真里が語る『私が書いた3冊の音楽の本』〜アメリカ研究から見たクラシック音楽とは?」というオンラインセミナー。タイトルの通り、『親愛なるレニー』の内容紹介だけでなく、私がこの本と同じくアルテスパブリッシングから刊行した『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール 市民が育む芸術イヴェント』と『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか? 人種・ジェンダー・文化資本』もあわせて語ってしまおうという試みです。私の著書をすでにお読みになっているかたには、ぜひ質問やコメントをいただきたいですし、未読のかたには、私がどんな研究や執筆をしてきたのかを知っていただく絶好のチャンスです。たいへんお得な料金設定にもなっていますので、ふるってご参加ください。
第三弾は、12月11日(日)、朝日カルチャーセンター新宿教室主催で、『親愛なるレニー』の内容を紹介するオンライン講座を開催します。この頃までには本を読んでいただいているかたも多いかと思うので(と期待:))、参加者のみなさんからの感想や質問に応えながら語る講座にしたいと思っています。
愛に溢れるバーンスタインの生涯と功績、「カズコ」と「クニ」の人間性、そして20世紀のアメリカ・日本・世界。そうしたものを感じ取っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。