2010年7月6日火曜日

ハワイ州知事、シヴィル・ユニオン法案に拒否権発動

つい先ほど、ハワイのリンダ・リングル知事が、1月に上院、4月に下院を通過したシヴィル・ユニオン法案に拒否権を発動すると発表しました。シヴィル・ユニオン実現まであと一歩というところまで行き期待が高まっていただけに、支持者の落胆は大きいことが、インターネット上の投稿やツイートでわかります。

このブログでも何度も書いていますが、シヴィル・ユニオンとは、同性のカップルにも結婚と同様の権利や特典や責任を授与するもので、連邦レベルやシヴィル・ユニオンを認めていない他州では認知されないものの、州内では配偶者としての健康保険加入や相続など、既婚者と同様の権利が認められる、というものです。ここ数年間、さまざまな団体が忍耐強く活動を続け、今年は州議会の会期最終日に下院を通過し、最終的な決定が知事の手に委ねられていました。リングル知事は、個人的には結婚と同等の関係を同性者に与えることには反対だが、結婚(あるいはそれと同類の関係)そしてそれに伴う権利や特典を異性愛者に限定することは公平な公民権の概念に反するというシヴィル・ユニオン支持者の意見にも耳を傾け、両方の立場の意見や感情を熟慮したとしながらも、「結婚という重要な制度についての決定は、ひとりの人間や多数派政党の政治的工作によってなされるのではなく、市民全体によってなされるべき」との理由を掲げて拒否権を発動しました。「政治的工作」というのは、この法案の審議が下院で延期されていたにもかかわらず、会期最終日になって(反対派の視点からすれば)無理矢理通過させられたことを指すものです。

私も今年は遠く日本からこの法案を見守ってきただけに、ここにきてこういう結果になるのは実にがっくりです。