それを受けてウィリアムズ氏のほうは、「NPRが自分を解雇したのは、自分が『リベラルな黒人』というNPRが期待する枠組みにはまらないからだ。自分を解雇するのは、NPRにおいて意見や思想の多様性が認められていないからだ」と、いわゆる「リベラル・メディア批判」を展開。また、この事態を受けて、FOXはさっそく2百万ドルの報酬でウィリアムズ氏をスタッフに迎え入れたという、これまたえげつない展開。また、この一連の出来事をやり玉にあげ、政府のNPRへの資金提供を一切打ち切るべきだと言い出している保守派の政治家もいる、とのことです。
ハワイ・パブリック・ラジオという局を含め、今ちょうどNPRの番組を配信している全国の公共ラジオ局は、資金集めのためのキャンペーンをしている最中なだけに、こうしたニュースが今出てしまうのはなんとも都合の悪いタイミングです。