2008年12月16日火曜日

アメリカ女性史 期末試験問題

今週は、ハワイ大学は期末試験週間です。今朝は、私が教えている「アメリカ女性史」の授業の期末試験がありました。アメリカ文化研究概説の大学院の授業の課題論文は、今日の夕方が締切です。ちなみに、女性史の期末試験の問題は、こんな感じです。1950年代くらいまでは中間試験でカバーしたので、今回の試験では20世紀後半が中心の問題になっています。

第一部 以下より五つの項目を選び、それぞれについて、それが何であるか説明し、歴史的背景とアメリカ女性史における意義を論じなさい。
Women's Christian Temperance Union
Frances Perkins
Reynolds v. the United States
Feminine Mystique

Equal Rights Amendment
Defense of Marriage Act

第二部 以下の両方に答えなさい。
1 フィリピンにおけるアメリカの植民地主義が、フィリピン人看護婦のアメリカへの移民のパターンをどのように形作ったか説明しなさい。

2 第二次フェミニズムの主な功績を三つ説明しなさい。

第三部 以下より一つ選んで答えなさい。
1 南北戦争後の自由黒人局、1930年代のニューディール、そして1990年代の社会福祉政策のあいだに共通していた、支配的なジェンダー観や家族観とはなんであったか説明しなさい。

2 女性参政権運動と第二次フェミニズム運動を、その起源、主なリーダー層、運動組織の方法、運動内での葛藤などの観点から比較しなさい。

3 中絶合法化にいたるまでの運動を説明しなさい。運動の契機となった歴史的背景、運動の中心となった人々、また運動の組織化の方法などを具体的に説明すること。


学生の出来はどんなものか、これから採点にとりかかります。