2009年11月19日木曜日

ホリデーシーズン悲喜こもごも

アメリカでは来週がサンクスギヴィングの休日です。ハワイやアメリカ本土の私の友達からも、今年のサンクスギヴィングは誰が七面鳥の担当だとか、誰の家でパーティがあるだとかいった報告が入ってきます。キリスト教人口も少なくクリスマスが休日ではなく基本的にクリスマスが商業的なものである日本と違って、アメリカでのサンクスギヴィングからクリスマスまでのホリデーシーズンは、家族や親戚が集まってゆっくりと食事をすることが中心です。普段顔を合わせることの少ない家族や親戚が食事やお酒をまじえて濃厚な時間を過ごすからこそ、そうした場で展開される人間模様は、暖かく愛情に溢れたと形容できるようなものばかりでないことは、『ドット・コム・ラヴァーズ』でも説明しましたが、いよいよ再びホリデーシーズンが到来することにちなんで、今日のニューヨーク・タイムズに、休日に露呈される家族関係や人間模様についての話題を集めたエッセイが載っています。他人の話だからこそ笑える話ばかりですが、実際にこうした経験・思いをしてきている人は私のまわりでも本当にたくさんいます。そうした思いをするのが嫌だから、はじめからサンクスギヴィングはどこにも行かずに一人で家にいるとか、家族のもとには行かず友達同士でパーティをするとかいう人もけっこういます。やはり家族関係が親密であればあるほど、ホリデーシーズンにこうした悲喜劇が展開される度合いが高くなるようです。なかなか面白いですので、ちょっと読んでみてください。