2008年11月25日火曜日

幸せな結婚の鍵はセックスにあり

昨日、ホノルルに戻ってきました。気温は25度で青空です。気候の面での暮らしやすさは、ハワイに勝るところは世界にもなかなかないでしょう。歳をとるにつれて飛行機での旅や時差への対応が辛くなってくるので、すぐに仕事に戻るのはなかなかしんどいですが、今日は、学部の女性史の授業では中絶問題についてのディベート、大学院の授業ではGeorge ChaunceyによるGay New York (1994)という第二次世界大戦以前のニューヨークにおける「ゲイ」男性の世界についての研究書についてディスカッションと、なかなかヘヴィーな仕事の日でした。ちなみにGay New Yorkは、圧倒されるような膨大な調査にもとづいた重厚な書ですが、社会史の醍醐味というものを教えてくれる、素晴らしい一冊です。理論的な問題は扱ってはいるものの、文章はとても読みやすいので、興味のあるかたはぜひどうぞ。

ところで、今日のニューヨーク・タイムズに、ずばり「幸せな結婚の鍵はセックスにあり」という意味の記事があります。(この記事が、今日のタイムズ紙オンライン版の「最も人気のある記事」となっているところがまた笑えます。)テキサス州にある福音教会(教会には約3千人の人々が通い、礼拝はテレビモニターを通じてより広範囲の人々に流される、いわゆる「メガ・チャーチ」のひとつ)の牧師で、テレビ番組のホストでもあるエド・ヤング氏が、教会に通う夫婦たちに、夫婦の絆を強めるために、一週間毎日欠かさずセックスをすること、そしてそれをずっと続けることをすすめている、という話です。セックスとは神様が生み出したものなのだから、けっして恥じることはない、よい性生活を送ることは、神によりよく仕えることでもある、とのメッセージを、聖書を手にユーモアをまじえて力説するらしいです。仕事の疲労、日常生活のストレス、子供の世話などを理由に、だんだんとセックスの頻度が低下する夫婦が多いなか、気分が乗らなくてもとにもかくにも毎日セックスをすることで、夫婦の精神的intimacy(『新潮45』11月号140頁参照)も強まる、とのこと。実験的に365日間毎日セックスをした夫婦の体験記365 Nights: A Memoir of Intimacy最近話題になっていましたが、目標を決めてせっせと真面目に実践するひたむきさが、なんともアメリカ人らしいです。でも、せっせと真面目に実践ということにかけては、日本人は一段と得意ですし、最近日本では本当にセックスレス・カップルが多いようなので、日本のみなさんも、ちょっと試してみたらいかがでしょう。

ちなみに、『新潮45』は連載2回目(今回は「恋愛単語で知るアメリカ 応用編」として、「お手軽な関係と真剣な関係」というトピックです)の12月号も現在発売中ですので、どうぞよろしく。

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