2011年2月23日水曜日

ハワイ州で同性愛者のシヴィル・ユニオン成立!

ほんの1時間ほど前に、ハワイの新知事Neil Abercrombie氏が、州の上下院を通過したシヴィル・ユニオン法案に署名し、2012年1月1日から同性愛者のカップルはハワイで法的に認められたシヴィル・ユニオンの関係に入ることが可能となりました。これで、ハワイは全米でシヴィル・ユニオンを認める7つ目の州となりました。

このブログで何度か紹介してきたように、シヴィル・ユニオンをめぐってここ数年間ハワイで展開された議論や運動は、宗教や階層などの軸でコミュニティが分断され、きわめて困難なものでした。昨年度には議会でシヴィル・ユニオン法案が通過したにもかかわらず、当時の共和党知事Linda Lingle氏が拒否権を発動し、運動は再び出発点に戻ったものの、秋の知事選でシヴィル・ユニオン支持を表明していたAbercrombie氏が大勝したことに勇気を得た活動家たちは、立法・司法の両方に働きかける運動を再開。このたび、晴れて法案が成立し、フェースブック上でもすでに喜びを分かち合う投稿がたくさん共有されています。

『ドット・コム・ラヴァーズ』でも書いたように、私は同性愛者の友達がたくさんいますし、公民権の平等という観点からも、シヴィル・ユニオン法制化の運動には参加してきました。その過程で、10年以上住んできたハワイについて改めていろいろなことを学びました。原理主義的なキリスト教徒たちの排他的な論理には背筋が寒くなる思いがすると同時に、活動家の人たちの勇気とエネルギーに教えられることも多かったです。シヴィル・ユニオンは、州内では同性愛者のカップルに結婚している夫婦と同様の法的権利を与えるものですが、社会的には「結婚」とは別のものとみなされ、また連邦レベルでは既婚者に与えられるさまざまな権利や特典が認められないので、同性愛者にとってこれが完全な勝利とはいえません。また、この法案に反対してきた人や団体は、さまざまな形で抗議の意を表していますし、これでセクシュアリティや同性愛者の権利をめぐる議論がハワイでなくなるわけはありません。それでも、州の法律が認める関係になることは、確実な前進であることは間違いなく、同性愛者の社会的位置づけは徐々に変化していくのではないかと思います。ハワイで仲間と一緒にお祝いをできないのが残念だけど、万歳!

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