2010年9月18日土曜日

Kindle購入!!!

Kindleを買おうかiPadにしようか、しばらく悩んでいたまま決められずどちらも買わずにいたのですが、新しいKindleは値段もずいぶん下がり、レビューでも好評なので、次世代のiPadが出るまでこちらを試してみようと思って買いました。評判がよくてしばらく売り切れになっており、アマゾンで注文してから届くまでに2週間かかりましたが、箱を手にしてみてまず、その軽さにびっくり。この箱と同時に、アマゾンで注文していた紙の本が別の箱で届いたのですが、紙の本のほうがずっと重い。わくわくどきどきしながら箱を開けてみると、出てきたKindleは実に薄っぺらく、本当にこんなものに何千冊もの本が入るのかと、まったく電子情報というものの性質を理解していない人間の発想をしてしまう。また、スクリーンを保護するための透明シートが貼られているのですが、それをはがしても、画面に出ている画像や文字が、あまりにもマットな感じなので、私はてっきり、絵つきのシールがもう一枚貼られているのだろうと思って、しきりにはがそうとしてしまったのですが、実はそれはオフ状態での画面。そして、いよいよ電源を入れて画面に出てくる文字や画像も、それと同じでやたらとマットで、コンピューター画面に独特のチカチカした光がなく、ほんとうに紙面でものを読んでいるような感覚。

とりあえず何冊か本をダウンロードしてみようと、早速買ったのが、この3冊。ほんとうにボタンを押して一瞬にして本が手元に届くのがすごい。




どれも新聞や雑誌で書評を読んだり、ナショナル・パブリック・ラジオで聞いたりして興味があったものの、わざわざ日本にいるあいだに本を注文してまたハワイに送り返すほどすぐさま読もうとも思わなかったものです。ノンフィクション、小説、研究書と、種類の違う本をKindleで試してみるのもよいと思っての選択です。3冊めには写真も結構使われていますが、なかなかキレイに出てきます。この3冊のほか、雑誌のニューヨーカーのKindle上の定期購読も注文しました。

まだ手にして2日間しかたっていないので、新しいおもちゃをもらった子どものように、嬉しくていろいろいじっているところで、しばらく使ってみないことには冷静な評価はできませんが、今のところは大いに気に入っています。なにしろ軽いのがよく、持ち歩いたりベッドの中で読んだりするにはとても便利。他のアプリケーションをいろいろ使うならともかく、基本的に本を読むために使うのなら、iPadよりもこちらのほうがいいんじゃないかとちらりと思いますが、iPadを持ったことがないので、これはあくまでKindleを買って喜んでいる人間の意見。

本を読んで育ち、本を書く人間になった私としては、もちろん従来の紙の本にも強い愛着があるのですが、それと同時に、電子書籍のもつ可能性もすごいと思います。検索やメモとり機能も便利だし、送料や収納スペースなどを考えたら、これは大拍手もので、日本でも英語の本をけっこう読む人にとっては、とてもいいのではないでしょうか。

もうしばらく使ってみてから、また感想を報告します。