2011年5月20日金曜日

アマチュア・クライバーン・コンクール 地元(ホノルル)報道

数日前に電話でインタビューを受けていたのですが、今朝のハワイの地元新聞ホノルル・スター・アドヴァタイザーに、こんなでかでかとした記事が載ってしまいました。いやー、参った。新聞のウェブサイトのトップページに顔写真入りで載ってしまったので、読む人は結構多いのではないかと思われ(この記事が今朝載ったということは、記事を読んだという知らない人からのメールでついさっき知りました)、ますます「あー、マズいことになった」感増大。しかし、なにしろメディア対策が得意なクライバーン財団の主催イベントなので、このように出場者の地元メディアにも広報がなされているのは当然で、まあ仕方ないか...

今朝は、朝8時半から、John Owings氏のマスタークラスを受け、バッハ=ブゾーニのシャコンヌを演奏しました。昨晩のコンサートでの悲惨なできばえよりは落ち着いて弾け、また、Owings氏の温かく優しく、そして具体的でポイントを突いた指導は、涙が出るほど素晴らしく、たった1時間で自分の演奏がずいぶんとよくなった気持ちがします。それに、シャコンヌのような曲は、ハワイの自宅にある電子ピアノや、今回の東京での滞在先にあるアップライトピアノで弾くのと、大きなホールでスタインウェイのグランドピアノで弾くのとでは、まるっきり違う体験で、途中の難しい箇所がいかにごちゃごちゃになろうとも、最後の大きな和音でどーんと終わるときには、たいへんな満足感があります。マスタークラスででも、この曲をホールで弾けたというだけで、私は至福の気分。

人の演奏を見学するのでも、自分が演奏するのでも、マスタークラスというものは本当に素晴らしく、私は、残りの人生をマスタークラスを受けたり見学したりして過ごせたらどんなに幸せかと思ってしまいます。

あと一時間で今度はプライベートレッスンなので、その準備にかかります。